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2013年9月28日 (土)

10/1(火)川崎駅に『東海道かわさき宿交流館』オープン!

かんがーままのレポートです。

130930a 東海道川崎宿の歴史・文化を学び、それを後世に伝え、地域活動・地域交流の拠点となることをめざした施設として『東海道かわさき宿交流館』が10/1にいよいよ、オープンします。
江戸時代には東海道五十三次の一つとして栄えた川崎宿は、現在の川崎の街の原点となる重要な歴史的資源ですが、戦災により多くの資料を消失してしまい、宿場の面影のほとんどが失われてしまいました。それを色々な方のご協力により、楽しみながら川崎宿を伝える施設としてオープンできることになったそうよ。
その概要を少し早めにお知らせするわね。

【『東海道かわさき宿交流館』概要】

建物は4階建てで、1~3階は展示スペースとなっています。


1階は街歩きの途中などに気軽に立ち寄って休んでいただく場所となっていて、休憩しながら、情報に触れる施設となっています。
大型映像もあり、東海道川崎宿の概要を紹介しています。
休憩・交流スペースではお弁当などを持ち込んで飲食もできるのでゆっくりと見て回れそうね。

主な施設:

130930b ●お休み処「万年屋」
川崎宿の茶屋として有名な「万年屋」を再現。お休み処の畳や縁台に座って、江戸時代の川崎宿を伝える大型映像をご覧ください。




●大型映像「六さんの川崎宿今昔物語」
東海道を望む格子窓に設置した大型スクリーンは、東海道五十三次や川崎宿について解説しています。
ナレーターは、公認キャラクター「飛脚の六さん」です。(六郷川(多摩川の下流部の名称)の六です。)

130930c ●休憩・交流スペース
まち歩きの途中で休んだり、お弁当を食べたりできるスペースとして、自由に利用できます。






130930d 2階は「江戸時代にタイムスリップ」という東海道川崎宿のかつての姿を見て体験して知るコーナーです。
床面の川崎宿の絵地図の両側に、「川崎宿ものがたりBOX」を設置してあるので、川崎宿で起こった様々な物語を紹介してくれます。
タッチパネルもあり、当時の川崎宿の町並みを再現していて、本当にタイムスリップできそうね。旅人の衣装を着て、浮世絵の世界で記念写真も撮れるのよ!

主な施設:

●川崎宿解説
川崎宿の絵地図と現在の街の航空写真を並べて表示し、過去と現代の街の対比しています。
スポット毎の解説と併せて、まち歩きのガイド情報として利用できます。

●川崎宿ものがたりBOX(装置模型)
模型を背景にした透過パネルに映像を投影する装置です。このBOXは3台あり、次のテーマで川崎宿の出来事を伝えます。
1.「六郷の渡し」
2.「万年屋」
3.「芭蕉 弟子との別れ」

130930e ●川崎宿ものがたりBOX(映像)
アニメーション映像のディスプレイです。
このBOXは2台あり、次のテーマで宿場の役割や宿場近郊の名所を伝えます。
1.「問屋場」
2.「川崎大師」


●川崎宿ものがたりBOX(解説グラフィック)
映像展示のエピソードの詳しい解説や、映像で紹介できなかったエピソード等を紹介します。このBOXは5台あり、次のテーマで川崎宿の様子や川崎宿近郊の名所を伝えます。
1.川崎宿データ 「川崎宿いろいろ」
2.佐藤本陣
3.田中本陣
4.高札場

●川崎宿ものがたりBOX(情報装置)
ディスプレイを操作(タッチ・スクロール)して、欲しい情報を見る装置です。
このBOXは2台あり、次のテーマで情報を伝えます。
1.「再現・川崎宿の街並み」
当時の川崎宿を自由に歩きながら、街並みを眺めているような映像です。
2.「東海道中図絵」
東海道の全域の絵地図である「東海道中図絵」の全てを収録しています。

130930f ●旅の道具
江戸時代東海道を旅する人々が持っていた旅枕、煙管、矢立、小田原提灯、印籠、浪花講鑑札などの道具(レプリカ)を展示しています。      
通常はガラスケースに収めていますが、ご希望があれば、手に取ってご覧いただけます。


●旅本
当時の人たちにとって、一生に数度とない旅の体験を満喫するのに役立ったのは、「旅本」です。
和綴じの旅本
道中記

130930h ●川崎宿模型
「東海道分間延絵図」(1806(文化3)年)を参考に制作したもの。
川崎区役所において制作し、川崎・砂子の里資料館において展示していた模型を当館に移設しました。


130930g ●江戸時代の旅と旅道具
江戸時代の旅衣装を用意しました。これを身にまとい、記念撮影スポット「六郷の渡し」で、記念写真をお撮り下さい。

●記念写真スポット「六郷の渡し」
江戸時代の旅の衣装をまとい、六郷の渡しの浮世絵を背景に記念写真を撮れます。


130930i 3階は「江戸時代から現代へ」という江戸時代から現代へにつながる川崎の変貌を様々な角度から紹介するコーナーです。
80インチもある大型ディスプレイを使い、川崎の変貌を見ることができるのよ。明治から現代に至る市全域の航空写真と地図を5層に重ねて収納された装置なのだそう。
企画展示スぺースもあるので、可動式パーテーションによって区画し、特別展示などに対応できるようになっているそうよ。

130930j ●川崎ゆかりの人物
川崎宿から始まり南部地域を中心として発展した川崎の歴史の中でゆかりのある人物を紹介する展示




130930k ●川崎分解劇場
川崎市を構成する都市の骨格を要素ごとに分解し、要素ごとに歴史的な経緯を掘り下げたり、これらの要素を重ねあわせて、相互の関連性を浮かび上がらせる展示。
1.要素編「都市の構成要素から見た川崎」=川崎の都市の骨格を「街道」「鉄道」「多摩川「「二ヶ領用水」の要素に分解
2.歴史編「時代の重なりから見た川崎」=「江戸」「明治・大正」「戦前」「戦後」で構成する歴史編

130930l ●川崎発掘・いまむかし80インチ大型タッチディスプレイにふれると、移り変わる川崎の姿がわかる情報が表示





130930m ●目で見る川崎の変化江戸時代から現代までの川崎の変化を、各時代の説明とともに、川崎駅周辺や7区の写真等で紹介





130930n ●川崎のあゆみ
東海道川崎宿及び川崎に関連する歴史年表を、江戸時代から現在に至るまでの日本に関する一般的な歴史と対比しながら展示




●企画展示スぺース
3階の展示室の一部を可動式パーテーションによって区画し、企画展示をするスペース。
地域の歴史と文化を中心とする多様な文化を発信する企画展示を定期的に開催予定。


4階は舞台も備えた多目的に利用できる集会室があり、地域活動・地域交流等の拠点として利用できます。
集会室と談話室は、予約制の貸出し施設で、申し込みは、「ふれあいネット」(川崎市公共施設利用予約システム)を使うようです。

取り急ぎ、ささっと紹介してみましたが、川崎宿や当時の文化に触れることができる、貴重な施設の誕生です。
ぜひぜひ一度体験してみてくださいね。

東海道かわさき宿交流館
〒210-0001 川崎市川崎区本町1丁目8番地4
電話:044-280-7321
FAX:044-280-7314
(交通)
川崎駅東口徒歩9分
京急川崎駅中央口徒歩4分

●1階~3階 
展示室/休憩・交流スペース
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(月曜日が、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日にあたるときは開館し、その直後の休日でない日を休館とします。)
12月29日~1月3日
入館料:無料

●4階 集会室・談話室
予約・利用料金制の貸室です。市民相互の交流の場等として、会議その他様々な用途にご利用いただけます。
ただし、施設の保全、近隣等への影響の観点から一定の利用制限が有。
開館時間:9:00~21:00
休館日:12月29日~1月3日
利用料:有料

★オープン後のイベント
●開館記念 特別企画展「広重 東海道五拾三次」展
人々の喝采をあびた名所絵の傑作「広重 東海道五拾三次」のシリーズ全55点を一挙公開するばかりでなく、図柄の異なる作品や珍しい絵袋及び題字なども紹介し、菱川師宣「東海道分間絵図」(1690年)もあわせて特別展示いたします。 
街道を行き交う人々と美しい風景を、浮世絵をとおしてお楽しみください。
期間:平成25年10月1日(火)~10月27日(日)
※期間中の次の日は休館日です。7日(月)、15日(火)(振替休館日)、21日(月)
時間:9:00~17:00
会場:3階の企画展示スペース
料金:無料
●特別企画展記念講演会
「広重 東海道五拾三次」展を記念し、展示作品の浮世絵に関する講演会を3回行います。
日時:
10月5日(土)
(社)川崎・砂子の里資料館館長 斎藤文夫氏「私と浮世絵」
10月12日(土) 
那珂川町馬頭広重美術館館長 市川信也氏「広重と東海道」
10月19日(土)
(社)川崎・砂子の里資料館学芸員 小池満紀子氏「街道を旅する人々」
会場:4階集会室
開始時刻:14:00~
対象者:一般
定員:各回120名
参加費:無料
参加方法:事前申し込みは不要です。当日、会場にて先着順に入場いただきます。

問合せ:東海道かわさき宿交流館(電話:044-280-7321)

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