すばらしいお料理の数々をいただける『くいもの家 泉(せん)』
入る時に気づいたのですが、ドアには禁煙マークのプレートが貼られています。これは嫌煙者にはとても嬉しいことです。和食は特に細やかな味が決めてとなりますので、煙に邪魔されたくはありませんものね。
喫煙は外に置かれているテーブルでできるようですわ。
店内に入りますと、L字型のこじんまりしたカウンターの奥で、ご主人と女性の方が迎えてくださいます。
カウンターの他は4人用のテーブルが二席の思ったよりも小さいお店でしたが、あっという間に満席。隠れた人気のお店なのですわ。
暑いのでとりあえずビールをお願いし、乾杯。ゆっくりとメニューを吟味します。
定番メニューのほかには手描きの季節のメニュー、店内の黒板ととても多彩。
そしてびっくりしたのがお値段。とてもリーズナブルなのです。どれも1000円以下という破格さ。
和食のお店や、居酒屋によくある突き出しはありませんでした。その分好きなお料理が楽しめるのでそれはそれでよかったですわ。
まず平目薄造りネギポンズをお願いしました。お皿も和皿で、お料理が絵のような作品です。
ひらめ自身もすごく新鮮でおいしくお酒が進みます。
ひらめも普通にお醤油でいただくのではなく、とても変わっていて、見た目驚くような、緑色のネギポンズでみょうがを巻いていただくスタイル。これがまたとても美味しいんですの。
ビールが終わり、自家製のサングリアをお願いしました。
赤と白があるそうですが、白は1日10杯限定のようでしたので、白を頂きます。 次はとりと水なすの揚げ出し。すりおろした山葵がのせられていて揚げたてのなすがたまらない味です。
そして長芋とろろ茶碗むし 鰹だしあん。見た目もとても爽やか。
上部が透明なだしになっていて、下部がとろろの茶碗蒸し。夏にぴったりの爽やかさです。
上にのった枝豆がアクセントになって、一口頂いたらもうトリコでしたわ。 自家製なめらか豆腐のジュレ。
これがまた絵になるお料理ですの。茶碗蒸しと同じように見えますが、中は豆腐。上はジュレ。
上に乗せられた魚介と一緒に食べるもよし、ジュレとお豆腐だけだと本当に和風のお味。
でも真ん中のトマトと一緒に食べるとなんとイタリアンのような味に変わります。
本当に幸せな一品でした。
これ以外にもハモの天ぷらカレー塩、あさりの酒蒸し、じゃこしょうがご飯など、色々いただきましたが、大満足。どのお皿も絵のような綺麗さ。そして味。コストパフォーマンスすべて花丸です。
お酒も日本酒3種類利き酒セット800円や、ワインのボトルは2000~3000円ととにかくリーズナブル。
お料理が美味しいので、お酒もかなり進みますわ。
ご主人は料理人暦40年。都内人気店でも腕を振るわれていたとのこと。
駅からは少し歩きますが、駅の喧騒から落ち着いてお食事するのにはとてもおすすめ。ぜひこちらに伺って芸術的なおいしいお料理を頂いてみてください。
秘密にしておきたい、いいお店の登場ですわ。
『くいもの家 泉(せん)』
川崎市中原区上丸子山王町2-1381 重田ビル103
電話:044-433-9515
営業時間:17:30~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日:月曜日
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